もしかしたら「場?」かな
昨日の稽古には、オーストラリア人とフランス人が受講した。
どちらも合気道で、フランスの女性は東大への留学生だ。
私がいない時に、数回受講している。
レオさんのお弟子さんだ。
体重移動を数種類行った。
両人とも勘が良いのか苦戦はするものの、終わり間際には3種類の体重移動が出来るようになっていた。
久しぶりに顔を見せてくれた、トレーナーも取り組み方が良くなっており、苦戦はせずに体重を移動させていた。
そんな日もあるのか、どんなタイミングなのか?
そういえば、年に2回開催している「武禅」で、「どうなっているの?」という現象があった。
「声を届ける」だったか、一寸忘れてしまったが、確か3つか4つのグループに分かれて取り組んでいた時、一つのグループの全員がクリアした。
クリアする筈はないだろう、という人までクリアしていたのだ。
「おかしいな」と思い、そのグループを観察した。
間違いなくクリアしているのだ。
そこで他のグループの出来ない人を混じらせてみると、クリアしたのだ。
で、どんどん試してみたら、とにかく、そのグループに入るとクリアするが、元の武ループに戻ると出来ないのだ。
そこで、他のグループごと場所を変えて見たのだ。
出来ているグループがいる場所に、出来ないグループが行く。
そうすると、案の定出来ないグループが全員出来るのだ。
それを全グループで試してみると、同じ事になった。
とにかく、その場に入ると全員が出来るのだ。
という現象から、「場」というもの、人の「場」と、場所の「場」、いずれも目に見えない大事な要素が仕込まれているのだと感じた。