既に決まっていた⁈
神田道場を解約し、現在次の道場を物色中。
物件そのものは、それこそ売るぐらいはあるのだが、中々条件が合わない。
間に入ってくれた不動産屋さんが、奮闘してくれているのが有難い。
昨日、お茶の水明大前の物件は駄目になったと連絡があった。
何でもオーナーが、道場として使うので、振動や声でクレームが出ないかとビビッたらしい。
それが東京というか、都市部の現状だろうと思う。
だから、神田では地下にしたのだが、そういう物件がありそうで無いのだ。
ま、これは専門家に任せておこう。
灯油が少なくなって来たので、仕入れに行こうと軽トラのエンジンをかけたら、見事にバッテリーが上がっていた。
仕方が無いので、乗用車からチャージした。
山奥ではバッテリーチャージャーも、必要な道具の一つだ。
雨は降らないと思っていたのだが、降っている。
沢の水が増えるからいいか、作業をしようと考えていたのだが天候は仕方が無い。
リール動画や、youtubeを見ていると、私のやっている事と似ている事をやっている動画を見る事がある。
「ふ~ん」だ。
少し前、お亡くなりになったシステマのミカエル師と雑誌での対談をした時、「お互い、似たような事をしてますね」と振ってみた。
そうすると「今は、youtube等で情報がオープンになっているから、私も見ているよ」とおっしゃり笑っておられた。
動画サイトという媒体を使うという事で、それは既にオープンな情報だという事だ。
だから、「同じような」ものは、いくらでも出て来るし既にあるのだ。
その昔は、窓を閉め切って稽古をしたとか、真っ暗にして稽古をした、という話をある先生から聞いた事がある。
情報が閉鎖系だったのだ。
昔はきっと家元制で価値を形成していたので、間違いなく閉鎖系だったのだろうと思う。
そこに真っ向から対立したのが宮本武蔵だ。
五輪の書に「極意秘伝も秘するに及ばず(他流に奥表という事)」がある。
ざっくりいえば、戦いに及んで奥や表だと言っている間に斬られてしまうし、戦うという事に関して、そんなものは必要ではない、というものだ。
この事は、中学生の頃から考えていた。
それは「作戦」という事で考えていたのだ。
俗にいう「こうきたら、こうする」というもので、「こう、こなかったら?」という事で考えていった。
しかし、結局私よりも考えが深い人が敵にいれば、いくら私が考えても意味が無いという結論になった。
当然、こちらの作戦を秘密にしていても、実際的には意味を持たない。
そこで必要なのは、変化に対する対応力だけだ。
もちろん、これらの言葉はその後に作ったものだ。
当時は直感的に思いついていたし、当時の仲間たちと作戦を立てて話し込んでいくと、いくら中学生でもバカではないので自分達よりも「もっと強い奴、もっと賢い奴」という設定は直ぐに出て来た。
それがあると、「何でもええやん、でたとこ勝負やで」となるしかない。
こういった事を考えたり、やんちゃな行動が出来た地域であり環境だったからこその事だ。
そこから見た時に、私はこの道に進んでいるのは、既に決まっていたのかも知れない。
2025・1月31日から2月2日は新春大阪ワークショップは阪神野田の近くです。