人間関係
人の相互関係が人の成長を促す

ここでの10年間は私を大きく成長させてくれたように感じる。
彼らの要求のおかげで、私の感性はフル回転したからだ。
世界トップレベルのダンサー達が求めるものを提供し、それ以上を課題として提供したかったからだ。
それは、フランスで熱心に受講してくれる武道の人達も同様だ。
つまりは、「人は相互関係でのみ成長する」という事の実際だ。

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伝統武道
どこに向かうか、どこに向かっているのか?

「では、ロボットの様に正確に出来なければいけない、という事ですか」「いやいや、ロボット以上に正確に出来なければいけないという事やで」 これは、昨日の稽古でのやり取りだ。 つまり、人の身体はそれくらいの精度を持ち合わせた材 […]

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人生波風一杯
春が来ても見えにくいビル群の中で生活すると

無機質なビルが未だにどんどん建設されている。
それこそ昭和の風情も全部無くなるのだろう。
無機質な高層ビルを見ると、私は刑務所しか浮かばない。
先日、フィリピンの刑務所で、VIP待遇も金さえあれば出来るというニュースが有ったが、それと何が変わるのか分からない。

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明鏡塾
福祉の人と医療の人の違いは

福祉の世界と、医療の世界は明らかに違う。
「何が」というと、勉強の量だ。
福祉の人達は圧倒的に少ない。
というよりも、人にもよると思うがもしかしたら学校を卒業したらそれで終わりなのかもしれない。
実際の仕事としては、看護師や理学療法士と変わらないか、もっと高度な現場かも知れない。
にも拘らず、そういった認識も自覚も持たない人が多い。

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稽古
自分を好き?

もしかしたら、多くの人は自分の事を好きではないのではないかと思う。自分に取り組んでいない人が殆どだからだ。 それは、武道やワークショップで常々話している事だが、日常生活からの問題に気付き、その解決法としての「何か」を探す […]

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ワークショップ
沖縄、今日は舞台での在り方だ。

一日早く沖縄に入り、何時もダンスのワークをやっている。今日は香音ちゃんとチエリちゃんが、東京から来ていたので「ダンス」というよりも、舞台での在り方や「魅せる」という事について稽古や話をした。 技術は、一寸踊れるからといっ […]

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ワークショップ
意味不明の言葉よりも気持ちに反応しよう

子供は間違いなく「気持ち」に反応するが、大人は残念ながらそうはならない。
「どうして?」
その反面、意味不明の言葉を口にする大人は多い。
例えば、後ろから両肩を持たれている状態から「ねじれ」を使う、というワークで「後ろの人を感じて下さい」と指示を出す。
出来る人もおれば出来ない人もいる。
その出来ない人に「今、どうした?」と質問すると「後ろの人を意識してました」と答えた。
「意識していたというのは、どうやって?」と質問を重ねると「いや、意識していました」と答えるばかりだ。
で、改めてそれをやってもらった。

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ワークショップ
明日は沖縄へ

沖縄ワークショップは、何時も書くように人間の距離感が近い。
文字通りの距離の事ではなく、ある言い方をすれば自己防御感が薄いとも言える。
東京に生きる人の過敏な警戒感というか、自己防御感と比べれば相当薄い。
私からすれば「一体何を防御しているのか?」「何から防御しているのか?」が謎なのだが、そういう人が多いのが東京だ。
だが大阪も同じような人が増えているのが悲しい。

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ワークショップ
受講者の変化が嬉しい、それがワークショップを開く醍醐味だ

「こいつは何や?」と初日に思った人の目が、今日は生き生きとしていた。
「おお、ええやんけ!でも、もっと行けるから気合をいれや」
「ありがとうございます。昨日言われてからホテルに帰り、鏡とにらめっこをしていたら、ほんとに生気のない死んだ目でした。これではいけないと奮起しました」

そうだ、私が言ったからそうする、ではなく、私が言ったことが本当かどうか、自分としてどうなのかを確認する必要があるのだ。
そして、自分自身で気付く。
それに勝るものはないのだ。

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からだ
50代の女性が指2本だけで男性を沈めた。身体を意識化するとそうなるのだ。

「指先を伸ばす」というワークで、「指先を頭は知っているのか?」を検証した。
するとやはり「指を伸ばして、そのような運動」になるが、「それ」にはならない。
指先に刺激を与えて改めて指先を使った。
そうすると10中8,9の人達は、それが出来た。
武道的に言えば、たったそれだけの事で「力を出した」のだ。
50代の女性が、40代の男性を沈めてしまったのだ。
つまり、自分が何をしているのかを知る為には、身体操作以前に、本当に身体を知っているのか?あるいは、身体を使っているのか?を個人が徹底しなければいけない。

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