人の違いを見分けられない原因は
武道でもワークショップでも、何れにしても人へのアドバイスは難しい。
AさんBさんCさん、それぞれに個人が違うからだ。
Aさんに対するアドバイス、BさんCさんへのアドバイスも全部違う。
それらのアドバイスを他の人も耳にし、それを実行すると完全に失敗する事もある。
つまり、アドバイスとはその特定の個人に適した言葉と内容だからだ。
しかし、多くの人はそういう事も理解していない事が多い。
一般化された言葉を話す、それをアドバイスだと思っている人が殆どだ。
一般化された言葉というのは、誰にでも分かる言葉ということだ。
その原因は何だ?と考えると、学校教育だとも考えられるのではないかと思った。
つまり、同じ問題を複数の人が取り組む。
教室で団体で勉強するからだ。
そうなると、「人はそれぞれに違う」と知っていながら、実は「人は同じである」を刷り込んでいるようなものだからだ。
そこにある違いは、単純に「その問題解決のレベル」であり、その問題解決のレベルでも、記憶だけに頼るようなものだ。
つまり、そこで刷り込まれるのは、人はそれぞれに違うが、その違いは点数が良いか悪いかだけ、という特定された中での成績の上下だ。
こういった事は統計をとり、そこに現れる数字と同じで、ある種の傾向を読み取る事は出来る。
学校教育というかマス形式の勉強では、こういった統計的感性が育つだけだと氷解した。
「武禅」4月28,29,30日です。残り8席になりました。お早めにお申込みください。