武禅・自分を知る

からだ
相手に真剣に向き合う

「真剣に」は、武道や武禅では常に使っている。「背水の陣で」という感じだ。だから、一般的な集中とは少し違う。 集中は自分だけのものだが、この場合の「真剣に」は、相手という対象がある。その相手に対して、行為に対して「真剣に取 […]

続きを読む
からだ
真面目に遊べ

「遊ぶ」という言葉があり、その反対のような「真面目」がある。
また「真剣」もある。
これらの塩梅が難しいところだ。
ジャズをやって間も無い頃、ある有名なベーシストがバンドマスターをするピアノトリオに、オーディションで席を勝ち取った。
ナイトクラブでの演奏だから、音量を抑えなければならない。
ブラシを使い神妙にリズムキープだけをしていると、「アキラ君、もっと遊んで」と言われた。
ジャズで遊ぶというのは、その曲その演奏中に適切な合いの手を入れる事だ。
もちろん、そこにマニュアルはない。
雰囲気でだ。

続きを読む
お知らせ
「人の純粋な真剣さ」は武禅一の行にしかない

「先生、武禅のレポート感想ありがとうございました。5年という時間経ったという感じよりも先ず『此処へ帰ってこれた』という嬉しさが一番強かったと思います。武禅で得た課題にチャレンジしていく日常が、武禅と次の武禅の間にある。人の純粋な真剣さに触れる”場”を先生が提供してくれている。或いは”作り出してくれている”とも言えると思います。本来、あるべき姿(日本人)の日常を”再現”させる日野先生の凄さです。

続きを読む
ワークショップ
母の誕生日

また思い出した、今日は母の誕生日だった。同時に今年も半分通り過ぎた。 母の命日は全く記憶にないが、誕生日はやけにリアルに覚えている。何でや?多分子供の頃、誕生日や修学旅行の折に、プレゼントとは呼ぶにはあまりにも粗末なもの […]

続きを読む
ワークショップ
「武禅」を終えてからも

久しぶりのブログだ。 「武禅」が終わるととにかく寝る。頭が回転しすぎて止まらないからだ。 道着を20着洗濯し、後片付け他諸々を終える。私は、直ぐにレポートを読み返信原稿に取り掛かる。同時にwebようのピックアップレポート […]

続きを読む
人生波風一杯
初日終了は午前3時30分

「武禅」は、思った通りの展開になった。最初の「真剣向かい合い」で全員けつまずいていた。その意味では、常連受講者もスロースターターだ。 初参加の人達は、目を白黒させながら付いて来るという、何時もの感じだ。 しかし、そこに誰 […]

続きを読む
人生波風一杯
今日から「武禅」それこそ吠える2泊3日の始まりだ。

今日から「107回武禅一の行」だ。毎回常連達の顔を想像しながら進行を考える。 それこそ「どうすれば?」だ。どのやり方が響きやすいのか?これを考えるのは不可能なのだが、よりそこに近づけたいと思うからだ。 先日、知人が面白い […]

続きを読む
ワークショップ
わだかまりがあるから思考を深くすることが出来るのだ

昨日の「わだかまりは有るだろうが」というところがポイントだ。
それが無ければ、思考も気持ちも強くも広くもならないからだ。
その「わだかまり」を考え抜き自分の力で解決する。
人生はそれの連続だ。
食い違いや行き違いは、思考の切り口の違いやレベルの違いが生み出す事が多い。
その場合は、お互いにじっくり話を理解する事で解消の糸口が見つかる。
しかし、感情のズレはそこで解決しても、相手に抱いた感情は残る。
その感情を基盤として「わだかまり」が発生するのだ。
だから、「こうすれば」という世間にある方法では解消できないし、それを外部の思考で解消するのは間違っているのだ。

続きを読む
ワークショップ
120食分の仕込みは大変や

熊野に戻った。寒さの為炬燵で首までスッポリ。 熊野では6月まで炬燵をしまえない。だから、炬燵の無い時期は4ヶ月程しかない事になる。 この間の日曜日は「大阪明鏡塾10期」のスタートだった。初めての人が医師を始め数人いたので […]

続きを読む
からだ
言葉に匹敵する「技」は、技能と捉えるから進化する

私自身が好きで探求している事、その経過の中で出来た事に興味は無い。
そこが終着駅ではないからだ。
ただ、「そうか、出来るやん」で忘れてしまう。
その意味で、武道の稽古の中で出来て行ってる事に興味はないという事だ。
つまり、達成感も喜びも、いわゆる自己評価も自己肯定感も無い。
そもそも、そんなものを持ち合わせていないからだ。
昨今の巷に溢れる「言葉」に、何の興味も持てないのだ。
それは単に何かを誰かが解釈しただけの「言葉」だからだ。

続きを読む