2020年3月11日
宮本武蔵は「五輪の書」のなかで、平時を非常時としてとらえ、と説いている。それは心構えであると同時に、訓練でもある。 武道の教えが役に立つというのは、こういう心構えが残っているからだ。もちろん、書かれていることをどう捉える […]
2020年2月28日
武道において、突きや蹴り、そして刀や組討ちなど、あらゆる攻防において「衝突しない」ということを考え続けて来た。対処的に、あるいは場当たり的にするのではなく、その考え方で全てを組み直したいと考えていたのだ。 25年程前にな […]
2020年2月20日
昨日の大阪教室に、大阪府に引っ越したスペイン人の男性が来ていた。彼は熊野道場にしばらく来ていたが、帰国したり事業を起こしたりと忙しく、顔を見なくなった。今年に入り、大阪府に引っ越したから大阪教室に行くとメールが入っていた […]
2020年2月19日
武道の稽古でもワークショップでも、もちろん「明鏡塾」でも指示を出す。同時に「どうすれば」の動的手本を見せる。その後、どう取り組むのか?を見ていると、言葉としての指示を自分の動きに取り入れている人が多い事に驚く。 もちろん […]
2020年2月5日
冬の北風は、夏の台風よりも強い時が多い。風向きなのだが、道場がガクンと揺れ驚く時もあるくらいだ。ブルーシートに何の損傷もないが、風対策をしていなかったので、急遽補助板を打ち付けた。 昨日の誕生日は、初詣もしていなかった玉 […]
2020年1月24日
「応用する」は、私達の日常的な生活だったり仕事を支えている。 子供の頃や学校で覚えたこと他、目に見えない、覚えていないような事まで、様々な出来事からの延長でもある。しかし、今まで出会ったことのない出来事に出会った時、頭の […]
2020年1月21日
よく「見たら分かる」と書くが、大方の人は「見えていないから、分からない」ということに確信が持てた。これは目が不自由だから、という意味でも、遠視や近視だから、という意味でもない。それよりも、つくづく「何を見るのか・見ている […]
2020年1月15日
稽古を、ある程度理解している者同士の稽古は楽しいし稽古になる。しかし、稽古を「理解していると思っている人」とは、もちろん、稽古にならない。約束の形の運動を一人でしているだけになるからだ。 そんな人に限って、ベテランの人が […]
2020年1月7日
「歩く」歩いていると、ものを考えやすい。何かに気づく時、閃く時、私の場合は歩いている時が多い。 しかし、最近は変わってきた。「歩く」から、足の運びの稽古をしているからだ。 一昨日迄は、骨盤の感じと股関節の緩みを、ずっと試 […]
2020年1月5日
稽古初めの身体塾は、実業団の野球選手やピナバウシュのカンパニーで踊っていたダンサー、柔整師他、多彩な人が受講してくれていた。胸骨から肩、肘、背骨と定番から、その変形へと進んだ。武道塾は久しぶりの蹴りや体重の移動等々。動き […]