稽古

人生波風一杯
地道な稽古と地味な稽古が質を上げる

「指先だけを意識して」というテーマでと身体を動かした時、確かに指先からの線が「そこ」にあった。
テーマを持った「量」は、間違いなく身体の質を変える事が改めて分かった。

型全体を見るまでもなく、相当レベルが高い事は見えた。
体重移動とかは別にして、完全に黒帯だ。

こういった地味で地道な稽古でしか、身体の質を成長させる事は出来ない。
続いて「柔らかい棒」の操作の話になった。
これは難しいのだが、それは固定概念のせいだ。
そこを突破するには、自分の考え方は固定概念だと認識する事以外にない。

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伝統武道

昨日の稽古に、いわば孫弟子にあたる空手青年が来た。久しぶりの体育会系のノリが心地よい。まだ25歳だから、年齢的にも孫だ。 短い型を見せ「見て覚え」というと、空手青年らしくものの10分程で覚えた。型を覚える事に慣れていると […]

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稽古
自分を好き?

もしかしたら、多くの人は自分の事を好きではないのではないかと思う。自分に取り組んでいない人が殆どだからだ。 それは、武道やワークショップで常々話している事だが、日常生活からの問題に気付き、その解決法としての「何か」を探す […]

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伝統武道
無事帰国

帰国した。 帰りのアブダビからの便も一杯か、とがっくりしていたが、蓋を開ければガラガラだった。だから隣の席の人が席を移り、完全に寝転べたのが良かった。その分ゆっくり眠れた。 この体調だと、もしかしたら時差ボケせずに夜眠れ […]

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稽古
アホの時間

土曜日は、代替稽古だった。 大阪や東京の「明鏡塾」があるから、日曜日は師範代の稽古が多い。だから、時間がある限り別の曜日に代替稽古をする。もちろん、急に決めたりするので参加者は少ない。 その分、稽古の密度が濃くなるし、参 […]

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稽古
ゆっくりの効用

「ゆっくりと」が稽古する順序だ。これは古い人程守っている。それは、年数が長い分、「ゆっくり」の重要性を身体で知っているからだ。 しかし、難しいのは「ゆっくり」を出来ない人がいる時だ。というのは、自分のやっている事を、客観 […]

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稽古
予期しないのは難しい

武道の約束稽古は「こうきたら、こうする」だ。これを形にならないように練っていくのだ。いわば、芝居の台詞やダンスの振り付けと同じだ。どれだけ自然になるかだ。 ただ、芝居やダンスと違うところは、「そう見える」事が目的ではなく […]

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稽古
気??

海外でも質問されるのが「気」だ。私が行っているのを気だという。私は違うという。 どうして違うのかというと、私は気を知らないからだ。概念的には分かるが、実際として知らないし分からないからだ。知らない、分からないものを「そう […]

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稽古
言葉に惑わされる

言葉と実際との違いを完全に分かっていないと、何をするにしても溝が出来て、そこで立ち往生することになる。 その立ち往生を、前に進めるのはこれまた言葉だ。 という具合に、同じ言葉であっても、その状況で様変わりするのだ。 「当 […]

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稽古
やれている事には

「体重移動」は、膝の緩み、膝への上半身の重さの負荷、胸骨と背骨、背中と後ろ足の一直線化、指先と膝の緩みの同時運動等々、まだまだ、身体への注意点は色々ある。同時に握られて箇所から、相手の握る手の圧を感じ取る他、相手に対して […]

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