ドイツの空手の先生はのみ込みが早い
昨日の稽古に、パリワークショップを初めて受講してくれた、空手の先生が来てくれた。
その前々の日曜日は、私が「大阪明鏡塾」で留守だったので、どうしてもと帰国寸前に来てくれたものだ。
ドイツ人だけあって、ご夫婦共デカい。
空手なので、運足での股関節への体重の乗せ方、突きに体重を乗せる身体の使い方他を指導した。
恐ろしいくらいのみ込みが早い。
ダメ出しを何度もするが、日本人のようにへこまないのが外国人特有の余裕だ。
一寸誘導すると、黙々と自分で確かめ続ける。
「nice!」と叫ぶと、口元が緩み良い笑顔が出る。
飛行機の時間が迫り、稽古途中で空港に向かった。
最後に、股関節に乗る意味、肘を使う意味を体感して貰う為に、デカい身体を片手で転がしたら、声を上げて倒れ喜んでくれた。
「また次の機会に」で別れた。
どうして、短時間でざっくりとでも出来るのか?
横で稽古をする、生徒を見ていると「正確にしよう」という意識だけの様に感じた。
ザックリの体験が少なすぎるのだろう。
「正確にしよう」を最初に持って来たら前には進まない。
そんな話は始終するのだが、どうもザックリも正確にしようとしているようだ。
とにかく、このクセを壊す必要がある。
大阪ワークショップは8月4,5,6日です。