無事帰国

帰国した。

帰りのアブダビからの便も一杯か、とがっくりしていたが、蓋を開ければガラガラだった。
だから隣の席の人が席を移り、完全に寝転べたのが良かった。
その分ゆっくり眠れた。

この体調だと、もしかしたら時差ボケせずに夜眠れるかもしれない感じだ。

久しぶり、3年ぶりのパリの仲間達、ブリュッセルやトゥロンの人達。
アクシデントの様な、トゥロン市長からのメダルの授与。

列車や飛行機の綱渡り的乗り継ぎ。

サポートしてくれる人達がいなければ、絶対に頓挫していた。
そんな弾丸ツアーだった。

海外に話の通じる人がいるのは、本当に嬉しい。
そんな人には、私の分かる事を全部伝えようとしてしまう。
それが「関係」だ。

相手の姿勢に気持ちが動くからだ。
気持ちが無い場での時間は、本当に苦しい。

投げられて、投げ返して、その身体の接点に秘密が詰まっている。
「笑い」の基だ。
そこを体感し会えて稽古が始まる。

今回も数名の中年の女性がそこに気付いた。

頭や自分の思いだけしか持ち合わせていない人には、残念ながら分からない。
そんな瞬間が海外にもあるのが嬉しいのだ。