若い頃には色々な経験を?
「若い頃は色々経験した方が良い」本当か?というのは、経験、つまり、何がしかの現象に遭遇する事は出来るが、その遭遇した事を客観視して抽象化出来るのか?という事だ。
また、色々経験する事にどんなメリットがあるのか?だ。
こう考えたらどうだろう。
高校や大学に入学し部活をする。
そこで色々経験した方が良い、ということを知識を持っていた。
だから、1年目は野球部、2年目は美術部、3年目はサッカー部4年目は水泳部に入部したと想像してみよう。
何を経験出来ただろうか?
「若い頃は~」ということで、ここに書いた様に毎年違う部に入ったとしたら、きっと「何かした」くらいだ。
しかし、「自分に適した部活はないか?」という目的を持ったとしたら、それぞれに何か得るものが出て来るし、そのまま一つの部に収まるかもしれない。
つまり、自分自身に主体があるからだ。
しかし、しかし、それくらい主体性を持つ人ならこの言葉は要らない。
どんな挑戦の仕方をしても、自分で獲得する力が湧いて来る筈だからだ。
私自身も若い頃といわず、色々な職業に就いた。
しかし、それは自分に向いているかいないかではなく生活の為だ。
だから、どんな仕事でも「好き嫌い」という価値観の中で選択はしていない。
「若い頃には~」という年寄りの言葉に振り回されてはいけない。
もちろん、世間の風潮に振り回されてはいけない。
世間と自分とは違うものだからだ。