感性
何かが仕上がるまでには
例えば、現在の私は、結構うまいこと体重を移動させる事が出来る。 それを見た人は、誰でも「練習をしてきたから」だと括ってしまうだろうと思う。私は、どんな時でもどういう訳かそうは思わない。 それよりも「何を?どう?」また「ど […]
どんなことでも一人では育たない
熊野、やっぱり暑い。午前7時30分の飛行機で白浜に戻った。 夏休みらしく、飛行機も少し大きなものになり、殆ど満席だった。 7時30分に羽田となると、6時30分には羽田に着いておく必要がある。という事は5時30分までの電車 […]
頭の中は複雑だ、だから自分の頭に騙されないように
例えば、道場で私が手本を見せるとする。もちろん、その後は、自分が見た動きや形を行う事になる。 「何を見たのか」「どう取り組むのか」なのだが、まずはそのままだ。 そのままというのは、見たままであり、自分自身の解釈や自分の身 […]
基本という事を考えると
基本中の基本の、追い突きの順手と逆手が、もしかしたら完成したかもしれない。 基本中の基本というのは、武道・武術における全ての動きの元になるという意味だ。刀も棒も弓も組討ちにも適応しているのだ。 もちろん、まだ改良の余地は […]
運足、片側の股関節に体重を乗せる
脚の稽古は「体重を股関節に乗せる事」が主な稽古で、片足に体重を乗せ、もう片側がバランスの崩れをキッカケに移動するのが基本的な稽古だ。
これは、前進や後進、横、縦横無尽に動く元になる。
脚の形としては、前屈や猫足、四股足立ちになる。
これ等の名称は空手やそれぞれの流派、古武術それぞれによって異なる。
足、つまり運足には、道場を開いた当初から疑問を持っていたので、色々と考えた。
結果、体重を移動させる為には、一番大事な器官だと位置づけた。
相手への攻撃や距離を取るという、相手との距離を管理する為の器官という考え方は、少し後回しさせていた。
後日、ここは、例えば「肘」や「上半身の特定の部位」がリードをする、という事で一応の解決をみせた。
しかし、何かしら私の中でくすぶっていた。
閃いた事は、全て実現する
「浸透する蹴り」は即興で生まれたものだ。
だが本質的には、骨盤や胸骨を使った蹴りであり、決して蹴るという意識を持たない蹴りだ。
それが、基本的な稽古なので、そういった稽古を積み上げている中で、ふと閃いた、というものだ。
だから、とんでもない事が突然できた、というのではない。
逆に言うと、積み重ねていなければ閃きもしないということ、そして、閃いた事は全部実現できる、という事でもある。