伝統武道

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身体の機能を使う

記憶する身体、という言い方をする時がある。それは身体が記憶しているのではなく、自分では忘れた状態になっているだけで、意識が記憶しており、それが発動した状態だ。 よく例に上げられるのが「何年も自転車に乗っていなかったけど、 […]

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型崩れに気付く為に

「触れた瞬間に相手の力加減を感じ取る」という、必須の技術を2時間たっぷり稽古をした。 これの原型は「形を変えない」為のものだ。そして、それは体重を移動させる為、つまり、自分の身体を相手に対する力として用いる為だ。 初心者 […]

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身体を繋げるのは意識

たまに、神田道場が一杯に近くなる。といっても、道場の大きさは動かせないので、たかがしれているが。 人数が多いと、それだけ人の種類がある。稽古ぶりを観察する事で稽古の為の新しいアイディアが湧く。その意味で、大勢の人達との稽 […]

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初歩的な事を考えると

何でも良い、例えば、木刀の素振りをするとする。すると、木刀の振り方を知らなければいけない。それを知り、それを参考にして、何度も繰り返す。そうすると事で、知る→知った、になる。 そこから素振りが始まる。始まるのだが、「何を […]

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何が面白いのか

「膝を抜く」と「浮き身」は、表現の違いなのかな?とふと思った。落ちると抜くも同じではないか?手本が無い事は、これだから面白い。 どちらの言葉を選んで、実体化させていくか。それは、本当にそれかどうかは別にして、とにかく自分 […]

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膝の抜き

スポーツ庁の室伏長官と対談させて頂いた折り、同行した弟子が一瞬で投げられた。それは、膝の抜きであり尾張柳生がいう所の「膝をえます」だった。 これは、残念ながら実際には見たことが無かったので、コロッと忘れていた技術だ。それ […]

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道場で祝ってくれた

昨日は、神田道場の弟子たちが誕生日を祝ってくれた。 大阪からも師範代が来ていたので、リクエストで「刀」をやった。大阪は道場の天井が低いので、長物を使えないのだ。もちろん、熟練者ならば天井の高低など関係なく使えるが、大方が […]

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結局は気持ちだ

動作として出来ない事は、その動作を修正する。当たり前の事だ。 だが、「何をどう」修正するのかが問題だ。例えば、日野武道研究所では型を徹底的に分解し、その動作の原理、力の原理、相手との関係の原理とに分けて、それぞれを稽古す […]

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相手に応じた力

「相手の力に応じた力」言葉は簡単だ。それを相互が体感の上で実現させていく。現代武道の真髄でもある。もちろん、そこには「対立」はない。それは「体感覚」だけの世界だからだ。 この体感覚には、二通りの道筋がある。一つは、この相 […]

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本を読む

「有構無構(うこうむこう)」構えあって、構え無しという事だ。宮本武蔵の五輪の書に書かれている言葉だ。 武道系の人に限らず、多くの人の愛読書になっている「五輪の書」。しかし、多くの人は勘違いしているのではないかと思う。とい […]

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