室伏長官と
先日は、スポーツ庁が主催する「武道ツーリズム」をアピールするイベントに参加した。
スポーツ庁の室伏長官とのプチ対談だった。
長官とお会いするのは、前回「秘伝」で対談して以来だ。
前回よりもお元気そうな顔をされていたのが何よりだ。
月刊「秘伝」の社長と打ち合わせや昔話に華が咲いた。
武神館初見宗家との関係は、「秘伝」の取材から始まったもので、それを企画してくれたのが社長だったのだ。
私は、この十数年前から初見宗家を研究していたので、どうしてもご本人とお会いしたかったから、企画には一も二も無く乗って東京武道館で稽古をする初見宗家とお目通りしたのだ。
「遠い?」「教えない?」様々な疑問が湧いたが、それらはお腹にしまいその時間を楽しんだ。
人が人と出会う。
そこを取り持つのが人だったり、何かしらの出来事だったりだ。
その意味でも、「その場」は何時も大事に扱っている。
「その場」がなければ、きっと人生が変わっていた筈だからだ。
日本では「一期一会」という言い方をするが、そんな言葉は既に死語になっている感があるが。
「武道ツーリズム」で海外の人が日本の伝統武道に興味を持つのはどうしてか?という問いに、私の経験から、それは「伝統=歴史」であり「所作=形式」だと答えた。
個人の自由という海外とは正反対の形式、そしてその形式が醸し出す「美」を感じ取るからだと思うのだ。
あっという間の30分。
イベントが終わり、長官は観客からの写真のリクエストに応えておられた。
それが終わり、本当に終わりの時、2人の写真をと主催者側からのリクエストがあり、会場に立った。
長官と2人になったので、色々とお話が出来たのが良かった。
これも一期一会だ。