祭りもなくなるのかも?最悪だった祭り
それそろ梅雨だそうだ。
「明鏡塾」を希望する鍼灸師が、様子身がてら1日だけ参加した。
折角来ているので、「明鏡塾」の受講生と組んで貰った。
一番重要な「目で聴く」に果敢にチャレンジしてくれ、表情も何もかもが良い方向に変化した。
「その感じで患者さんに向き合って下さいね」と言うと、「はい」と嬉しそうな顔をしてくれた。
「武禅」に参加していた女性も、ワークショップに3日間申し込んでくれていた。
「武禅」では散々だった。
それを振り返り、再チャレンジということで参加したという。
人数が少なかったので、そういった人達に的確なアドバイスが出来たのは良かった。
凄く感性の良い女性がいた。
初参加で、声を届けるのところで完全に落ち込んだという。
打ち上げの宴席にも関わらず、暗い顔をしてうつむいていたのだ。
「どうしたんや」と私が声をかけると「私は、今まで誰の話も聞いていなかったんだと思うと、その人達に悪くて、、」と言うのだ。
「いやいや、心配せんでも殆どの人がそうやで。ただ、それに気付いたその感性が大事で、訓練してこれから誰の話でも聞ける人になってやぁ」と言っておいた。
何れにしてもその事に、一回で気付くのは凄い。
この女性はご主人と来られていたが、ご主人は残念ながらまるで気付いていなかった。
だから、この女性、つまり、奥さんが何を話しているのかは分からなかった。
これは別段珍しくもない事で、もしカップルで来られていたら、間違いなく女性の方が先に気付く。
男性は、頭を張り巡らせる。
その分、遅くなるし辿り着かない事が多い。
「理解しなければならない」という十字架を背負っているからだ。
それはそれとして、この週のメインは「鳥越まつり」だった。
神輿が暴れまわっていた。
担ぎ手の交代や色んな事でいざこざが起こる。
それも「祭り」の中に絶対に必要なイベントだ。
一塊が路地に流れて行く、それを追って別の法被を着た若い衆が行く。
今回は、この直ぐ後に警官がいた。
えらい準備周到という感じだった。
あっという間に騒ぎはおさまる。
部屋はマンションの7階だからよく見える。
「なんや!」だった。
全てが、あっという間に片付いていた。
いつもより、警官の数も多かったような気がした。
夜店や昔の風物詩はない。
その夜ワークショップから帰って来ると、「祭り」などあったのか?という街の感じだった。
最悪だ。
明日は大阪の稽古だ。
雨は降るだろうが、少なめにして欲しいものだ。