アメリカから合気道同志会の人達が来た
アメリカから松岡先生の合気道同志会の人達が来日された。
観光他をすませ、最終日に私のワークを受けたいとリクエストされていたので昨日大阪で開いた。
これは、昨年東京で何時も行っているワークショップを受講してくれていた、松岡先生のお弟子さんが「役に立つ」と感じ、私の話を松岡先生に話したことで実現したのだ。
しかし、実は松岡先生とは、それこそ35.6年前、ある人の紹介でお会いした事があるのだ。
この合気道の面々の中にも、私のyoutubeを見てくれている人も沢山いた。
そうなると話は早い。
体重移動や、身体の部位の認識を稽古に選んだ。
これらはそのまま役に立つからだ。
「肘の一点を実際として認識するのですよ、そしてその肘の一点を下に降ろして下さいね!」
腕の定番のワークだ。
これを初めて体験する皆は、目を白黒だ。
倒されながら「どうして?」の笑顔が零れる!
この笑顔を見せながら倒れるという状態は、圧倒的に海外の人の反応だ。
日本人で笑いながら倒れた人は数える程しかいない。
それは「どうして?」だ。
きっと自分が体験している事なのに、客観的になっているからだろう。
そんなところから、「自分の行動を分かっていない」と言うのだ。
何れにしても、「体重移動」やそれを使った身体操作は、役に立てようと思えば、何にでも役立てる事が出来る。
要はそういうセンスがあるかどうかだ。
今日はDVD制作の人と、次回制作の打ち合わせをした。
その打ち合わせの中で、「出来ても意味ないで、とよく話す」という話をした。
これは「そのことだけ」が出来ても意味が無いということで、「そのことを通して」自分の何に役立てたのか、に意味も価値もあるんだ、という話だ。
例えば、この合気道をやっている方であれば、私の体重移動が出来る事で、合気道の上達が目に見える、という事であれば役に立っているから意味がある。
また、そういった「役に立つ」という視点を持っていない場合、この体重移動という技術が仕上がっていかないのだ。
つまり、体重移動という考え方を持つ「私」にならないからだ。
5月3.4.5日は、人間関係に特化した「108回武禅一の行」行会です。残席はまだあります。