エッセーが本になるんやて
2007年から始まり180回を数える「雑誌秘伝」に書いているエッセー。
途中で、私の特集や対談等があった時をのぞいて書いているので、180回になるのだろう。
これをまとめて一冊にするという企画が持ち上がり、多分来月辺りに発売される。
書いている時は、一冊に仕上げるという目的も無く、「その時」書いているだけだから、何一つ統一性は無い「筈だ」。
しかし、こうして書き上げたものに、ここで終わりだと区切りを入れると、そして、なにかしらのレッテルを使うと、まとまって見えるから不思議だ。
私は、それ自身が人生だと思っている。
つまり、目的に縛られることなく日々の積み重ねや、日々の連続性が、「何か」を形成してくれているという事だ。
目的という未来から現在を見詰めると、それだけで未来の奴隷になるという考え方だ。
もちろん、大きな意味で計画的に何かを作り出す、という事とは全く別の個的な事でだ。
日々の積み重ねというのは、私なら武道という道を歩いていて、その日に思い付いた事、あるいは、その日できない事を出来るように考える、それを積み重ねていく、その事だ。
編集は「考えるな、体にきけ」を作った編集者だ。
彼から数年前から新しい著作を3冊ほど頼まれているのだが、その内容がピンと来ないので全く進んでいない。
で、今回のエッセーをまとめよう、という事だ。
280頁もある本にするという。
「誰が読む?」と笑い飛ばしたが、読み返していると中々良い事を書いていると自画自賛。
身体の事、武道の事、人生の事、自分を成長させる事等々ということでまとめられている。
まだ、これから省いたり加えたりの編集作業があるが、来月中には出版されるだろうと思う。
人生は「人間関係」が一番重要な要素だ。
いくら知識があっても、「関係」という生ものだけはマスター出来ない。
「関係」はその時の「それ」だからだ。
5月3.4.5日は、人間関係に特化した「108回武禅一の行」行会です。
残席はまだあります。