音楽

からだ
55.6年ぶりの答え

「練習をするのが上手なのは独学だからだ」。
私は、大方の問題に対して全て一人で、自分だけで考え出すから、問題に対してのアプローチが、学校に行く事で習い慣れしている人とは違うのだ。
この閃きは、我ながら腑に落ちる。
しかし、もちろん、練習を組み立てるのが上手だと意識した事も、考えた事もない。
「そのまま」「その時に」閃いたままにやっているだけだ。

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つれづれなるままに
ジミヘンは言った

ジミー・ヘンドリックスの名言で、曰く「ブルースを弾くのは簡単だ。だが感じるのは難しい」だ。思わず、それこそ膝を打った。 ジミヘンがそう言葉にしたのは、最初からそうだったのか、あるいはロックの中である程度育ってからだったの […]

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つれづれなるままに
フジ子・ヘミングさん、ご冥福をお祈りします。

フジ子・ヘミングさんがお亡くなりになった。ご冥福をお祈りします。 コンサートは何度か聴きに行った。 演奏を聴いて改めて教えて貰った事が二つ有った。 一つは「楽器を奏でることで音楽が湧き上がる」という事、一つは「演奏の音楽 […]

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人生波風一杯
ここから間違いなく変化した

「ノーベンバー・ステップス」から吐き出された琵琶の打撃音は強烈だった。そこに斬り込む尺八の息の鮮烈さは、琵琶以上に空間を切り裂く感じがした。 まるで剃刀だ。 日本刀の切味を知る由も無いが、それよりも間違いなく鋭かった。 […]

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人生
巨人が一人旅立った

たった今知った、指揮者の小澤征爾さんがお亡くなりになった。
結局、一度もその指揮ぶりを体験出来なかった。

「23歳で単身、フランスに渡ると、現地で行われた指揮者のコンクールで優勝して飛躍の足がかりをつかみ、世界的な指揮者、カラヤンに師事した。」という話を15.6歳の時に知り、単身スクーターで行った事に驚いたものだ。

当時は、ベンチャーズやビートルズ少年だったから、まさかクラシック畑の小澤征爾さんに興味を持つなどとは夢にも思わなかった。

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からだ
幼馴染は3人とも音楽の世界へ行った

このクソ暑い夏になると思い出す事がある。それは中学一年生の時、器械体操に取り組んだ時の事だ。 顧問に教えられたり、先輩にああだこうだと言われるのが嫌だった1年生3人で練習をしていた。3人は近所という事もあり、部活が終わる […]

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ダンス
色褪せない本物を体感した小学中学時代

中学生の頃、初めてラジオから流れるビートルズを聴いた。この衝撃は、凄かった。 それを思い出せば、この頃、映画ウエストサイドストーリーも封切られた。私は何に魅せられたのか12,3回は観に行った。教室ではジョージ・チャキリス […]

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スポーツ
「感覚」はどこからどこまで?そんな事を考える

指先の感覚一つで、スティックのバランスが変わる。感覚と言う働きは、本当に微妙な動きまでコントロールするのだ。 この辺りの身体の働きを客観視すると、「思った瞬間に身体はその働きがあり動きを作り出している」と言える。 そこか […]

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音楽
「天使のダミ声」を体感しに行った。何回か叫んだ「きむら!」と

「お前、まだ死ぬなよ!」思わずこころの中で呟いた。
私と70年代のフリージャズシーンを戦って来た、戦友のベーシストと何故か被ってしまったからだ。
木村の危うい姿と哀愁を帯びた声、そして歌が、それを彷彿させたのかもしれない。
「そのままやんけ」つまり、嘘の無い在り様だから、その言葉がまるっぽハマっている木村。
二度とこんなミュージシャンは出て来る事はないだろう。
歌を聴きながら、姿を見ながら、トークを聴きながら思った。

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音楽
褒められても

ドラムを始めて6ヵ月くらい経った時、当時、フルバンドでは関西を代表するアルトサックスの伊藤さんに「アキラ君のドラムは良く歌うなぁ」と言われた。 褒めてくれているのだが、「歌う」という事がサッパリ分からないので「ほんまです […]

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