2023年6月
やりたいからではなく、やらなければならないから「やる」
例えば、武道の型として腕を動かす。その時、身体全体の動きとバランスが取れているのかが気になる。 何か違和感を感じるからだ。 この違和感は「武道の型として」の違和感であって、日常のものではない。そんな選り分けは自動的に行わ […]
ドイツの空手の先生はのみ込みが早い
空手なので、運足での股関節への体重の乗せ方、突きに体重を乗せる身体の使い方他を指導した。
恐ろしいくらいのみ込みが早い。
ダメ出しを何度もするが、日本人のようにへこまないのが外国人特有の余裕だ。
一寸誘導すると、黙々と自分で確かめ続ける。
「nice!」と叫ぶと、口元が緩み良い笑顔が出る。
飛行機の時間が迫り、稽古途中で空港に向かった。
最後に、股関節に乗る意味、肘を使う意味を体感して貰う為に、デカい身体を片手で転がしたら、声を上げて倒れ喜んでくれた。
「また次の機会に」で別れた。
仕事とは、「私そのもの」だから充実しているのだ。
「生活レベル」という言葉。
自分の生活レベルを下げたくないそうだ。
というのは、若い人の話だ。
私は、ワークショップでも教室でも、場にそぐわない人は断る。
それに驚く人がいるのに、こちらが驚く。
場を乱す人、組稽古で相手の人の稽古が出来ない人は帰って貰う。
受講する人皆が、自分の時間とお金を使っているのだから、そこを乱す人は、場には不必要だし、その人に向いていないからだ。
そういう私を知っている人が「帰したら収入が減るのではないですか?」というキッカケからの話が「生活レベル」云々になったのだ。
充実のワークショップは終わった。次は大阪夏の陣
冒頭で書いた様に、多種多様な職業の方が受講してくれていた。
獣医師や看護師、整体他といった医療系、作曲家や映画監督、シナリオライター・俳優、声楽家・ダンサー等の芸術系、ビジネスや主婦、プロゴルファーや格闘技、武術等のアスリート系。本当に間口が広がっている。
共通するのはもちろん「身体」と「人間関係」だ。
いずれも、自分の頑固な頭との葛藤を要求しているので、そこが難しいが、そこに気付いた人は、誰とでも稽古が出来る。
その言葉に違わず、組む相手を変えてどんどん「何かを掴もう」と奮闘していた。
いずれにしても、しり上がりに密度が濃くなり、受講生は名実ともに「関係」を堪能していた事が一番の収穫だ。
今日から東京ワークショップ
今日から東京ワークショップだ。 何時も何かをしようと思う時から、その時は始まるので何だか時間の密度が濃くなる。だが、結局はこの場合は3日で終わるので、「あっと言う間に」になる。 思えば、人生はこの連続だ。 だから「あっと […]
基本は「これは何?・どうしてこれ?」から始まる
目的を持った一つの動作や運動から、その本質を探り出し、そこを突き詰める作業は何よりも楽しい。その結果が、色んな世界とリンクするようになるからだ。 もちろん、当初はそんな事は1ミリも頭に無かった。ただ「これは何?どうしてこ […]