妻の話が止まらない⁈
『どうしてもメールでお伝えしたい気持ちになりました。いつも妻とは仲がいいんですが、今までとは違うんです。私の話の聞き方が自分でも分かるくらい変わったんです。そのせいか、いつもなら会話の長さが長くて5分、それが何度もある感じですが今、妻が30分ぐらい話をしたんです。話が止まらないんです。それを私も同じ気持ちで聞いているんです。なんか、嬉しくてメールしたくなりました。ありがとうございます。』
先日の大阪ワークショップに参加していた男性からのメールだ。
今回のワークショップは、少し参加者が少なかったので、「向かい合い」のワークを長くしてみた。
この男性は初参加なのでワークを見て「何をしているのだろう?」と、不思議そうな顔をされていた。
男性はマスクをかけていたので、ハッキリとは表情が読み取れなかったが「??」はよく分かった。
もちろん、その表情は私のワークショップに初めて参加され、初めてそのワークを受けられた時に共通する顔だ。
そして、日頃他人と目を合わせての会話をしていないからの照れもある。
これはワークショップではよく話すのだが、照れや恥ずかしがるのは思春期で終わらなければ、それこそ本当に恥ずかしい事なのだ。
現代では「恥ずかしい」という気持ちそのものが無くなっているのかもしれないが。
しかし、「恥ずかしい」という気持ちを持つからこそ、自分自身に何がしかのプレッシャーをかけたり褒めたりが有効なのだ。
ただ単に、何かの目標や目的を達成した時の自分を褒めても、自分自身がピンと来ていないのでその効果は薄い。
このワークショップを受講した男性は3日間来てくれていた。
初日に、少しきつめの注意をしたので、来なくなるだろうと思っていたのだが3日間続いた。
そして、その結果が冒頭のメールだ。
注意を聞いてくれた、結果、奥さんとの関係が密になったのだ。
こういった例は沢山ある。
もちろん、全ての人が、ではない。
理解した人とピンと来た人の違いだ。
理解した人は、理解した事で納得しているから、行動が起こらない。
当然、何も変化しない。
ピンと来た人は、「ピンと来た」から行動に移す。
そうすると、結果が生まれてくるのだ。
当たり前だ。
こうした何かしらの喜びを、自身の人生で体感してくれるのは本当に嬉しい。
その人が得た喜びだからだ。



