考えるのは良いけれど、なんでやねん!
不登校が増える中、ある小学校で新たな取り組みが行われたそうだ。
それは「セラピードッグ」を入れる事だ。
https://www.facebook.com/tbsnewsdig/videos/704990308863158
学校側が色々と模索し、何かしらの行動を起こすのは、大変だろうけど良い事だ。
100年1日のごとし的日本の教育界だから、いくら考えても考え過ぎはない。
日本国中の教育現場では、きっと色々とこの「不登校」に対しての取り組みを考えているのだろうと思う。
しかし、しかしだ。
大阪の吹田にある軟式野球クラブ「山田西リトルウルフ」には、棚橋さんと言う名物おばちゃんコーチがいる。
御年85歳だ。
https://www.youtube.com/watch?v=30erbzkv7Zk
現役でノックもなにもかも行う。
何でも創部50年だという。
この「おばちゃん」の教えに子供達は、ユニフォームを自分で洗う事を筆頭に、自分が出来る事は全部自分でする。
そのチームの親の一人の若いお母さんは、おばちゃんに「子供が自分で出来る事は全部自分でさせなかったら駄目」と叱られたそうだ。
その若いお母さんは、「子供に何もかもやってあげるのを子育てだと思っていた」という。
この若いお母さんの話は「不登校」云々と結びつくと思えないだろうか。
学校が工夫をするのは、それはそれで役目だから良い。
では、学校へ行く行かないは別として、自分の将来に対して何をしているのか?だ。
ここで一足飛びに、将来の仕事ややりたい事、となっているのが現状だ。
しかし、自分の将来、というのは、その事もあるが、大事なのは社会生活だ。
挨拶が出来る、返事が出来る、気遣いが出来る、我慢が出来る等々と、社会人としての当たり前の事を身に付ける事だ。
その基礎が出来ていると、社会に出てもお荷物扱いされずに仕事仲間に入れて貰えるのだ。
親や周りから、まるでお客さんのような扱いを受ける子供は、未熟な人間になる道一直線を歩いているのだ。
もちろん、どう育てようが親の自由だが。
今日から「武禅」だ。ここでの2泊3日は、こういった基礎的な事が目立ってくるし、そこに気付いていくのも稽古なのだ。
