もったいない時間
「どうして、そうなるのか?」そんな疑問を持たれる。
手品の話しではなく、私が見せる「武道の技」の話だ。
しかし、その理屈と身体や意識のあれこれを実感できると、その人には「出来る」のだ。
だからこの場合の「どうしてそうなるのか?」は、その人が知らなかっただけという事だ。
道場には、武道歴何十年という方や、その先生と呼ばれる方も来る。
大方の人は持論を展開して帰るという感じだ。
もちろん、私が何を研究し何をしているのかには興味を持っていない人も多い。
先日の東京ワークショップで「ワークショップに興味は有りませんが」と話した青年と余り変わらない人が多い。
そういう人が多い中で、お互いに話があったり、色々な意味で素直な人と出会うと嬉しくなる。
その時間が過ぎて行くのが、ほんとにもったいなく思う。
昨日は、その「勿体ない時間」になった。
同じ方向を向いている人には、一言二言助言をすると、難しい体重移動も分単位で出来てしまうから、これも面白い。
「肘」の使い方、「全身」の使い方、「意識」の使い方等々、あっという間に2時間も経ってしまっていた。
私の研究している事が役に立ちそうなので、それが何よりも嬉しい。
久しぶりの笑い声が響き渡った飲み会だった。