何でも時間が必要
もしかしたら1年ぶりの水源地かもしれない。
昨日、熊野道場に帰宅し、水がかろうじて出ている程度だった。
出ているから、問題ないのだがメンテナンスも兼ねて、朝から沢登りをした。
水源は、度重なる大雨の影響はあるのだが、パイプそのものは安定していた。
細い水の原因は、防塵の為のネットが泥で目詰まりしていただけだった。
「このやり方は正しい」とやっと確信をもてた。
山の環境は一定ではないし、計算できない。
にも拘わらず1年間保てたという事は、案外このままで行けるという事だろう、という感じだ。
何でもそんなものだ。
武道での体重移動にしても、やり難い人もおればやりやすい人もいる。
道場の稽古は、いわば温室で育つようなものだ。
決して現実ではない。
だからこそ、稽古を工夫しなければいけないし、「やれている事を疑う」必要があるのだ。
道場で出来たところで、実際には出来る事はない。
そこをどんな視点を持ち、取り組んでいるのかだ。
だからこそ稽古と呼ぶのだ。
決して「practice, training」ではなく、「稽古」は日本固有の時間の持ち方なのである。
大阪ワークショップは7月1.2.3日です。
沖縄は8月5.6.7日に決まりました。
詳しくはhttps://www.hino-workshop.com/