時代は変われど景気は変わらない、暗黒は70年代から始まっていたのでは?
12月師走だ。
といっても、街にはさほどの季節観は無い。
クリスマスの飾り付けくらいのものだ。
それが時代の移り変わりなのだろう。
私の子供の頃を、その時代の大人達が見て多分同じ事を思っていたのだろうと想像する。
私達が長髪ジーパン姿で大騒ぎをしているのを「こいつらアホか、時代は変わったものだ嘆かわしい」と思われていたと思う。
という具合に常に時代は変化しているので、この年代差での言葉は同じなのだろう。
だから「何時の時代が良かった?」という質問は、それぞれにあるので一概に「〇〇だ」とは言えない。
がしかし、一つ言える事がある。
それは、日本人は完全に変化した事だ。
そこを人は「価値観の多様化」という言葉を使う事で見ないようにしている感じがする。
私が水商売やジャズドラマーで稼いでいた1964年から1975年辺りからの変化だ。
1970年頃、高給なナイトクラブやキャバレーで働く女性の日当は10.000円程だった。
一般サラリーマンの月収平均が58.400円の頃だ。
女性の方はチップを含めると相当の日当になった。
現在では、15.000円からという店もあるが、当時の価値とは相当違う。
つまり、1970年辺りから2022年現在まで水商売関係は、さほど変わっていないという事だ。
ということは、価値観の多様化から飲む人が少なくなったのかもしれないが、経済的にはさほど豊かになっていないということだ。
そこから考えると、1970年代が一番良かったのではないかと感じる。
色々な意味でこの時期が転換期になっているのだと思う。