努力をしつくす、でもまだまだ、、、
「努力しなければ絶対に成功しません」とは、坂東玉三郎さんの言葉だ。
もちろん、坂東さんとは面識はない。
でも30年ほど前、私と同じ様な身体アプローチをしていた「胴体力」の故伊藤昇先生を通して知っていた。
玉三郎さんの身体能力の高さを色々と話してくれていた。
私自身、玉三郎さんの「華」については興味があったが、身体能力には興味が無かった。
玉三郎さんの何を見るのか?で、常に意見が分かれていたのを思い出した。
その玉三郎さんのyoutube がたまたまリール動画で流れてきた。
それが「努力しなければ絶対に成功しません」というお話だ。
日本の芸事の話だが、現代とは相反する内容なのが新鮮だ。
というよりも、昭和の私、芸者の母に育った私には、当たり前の話だ。
やらなければ出来ない、やっても出来ない、でもやるしかない。
何をやれば良いかも分からない。
だから、がむしゃらにやらなければ仕方が無い。
そうするうちに何をしなければならないかが見えてくる。
そんな話だ。
生命と健康と相談しながら、ギリギリまで努力する必要があります。
とは現代の人には怖い話ではないかと思う。
現代は、どんなことでもマニュアルがあり、懇切丁寧に教えてくれる先生がいる。
それが当たり前だと育っている。
そこには「合理的に」という意味不明の言葉が潜んでおり、その言葉に踊らされている人が大半だ。
もちろん、合理的に、は大事な事だ。
不合理、つまり、無駄な事を省いていく事に意味がある。
しかし、ここで勘違いをしているのは、「無駄とはなにか」だ。
そこが無茶苦茶になっているから、話は飛躍するが、赤字になればリストラで間に合わせる、という小学生並みの解決しか出来ないのだ。
人はロボットではない。
廃棄等出来ないのだ。
それこそ、経営者は自分の生命や健康と相談するくらい考えたのだろうか。
それこそが、合理的ではないのだが。
「武道」を考えて来たが、やみくもにだ。
そこに一貫性も無ければ、何もない。
真っ暗闇をただひたすら歩いて来ただけだ。
それしかやりようが無かったからだ。
というよりも、それが私のやり方だったからだ。
さて、明日から大阪ワークショップだ。
何時もよりも平均少ない。
万博に行っているのかな?まだまだスペースに余裕がありますよ。
いくらでも飛び込めます。



