生の感情がこころを動かすのだ
「ましてや、日常のコミュニケーションでは尚更だろうと思った。一方的に話し、笑い怒りしていることが、容易に想像できる。今迄言われなかっただけで、本当は皆が思っていたのだろう。いずれにしても客観的に自分を捉えられていないということを感じた。相手に合わせる。自分を伝えるということが、現実には何も出来ていないと思うと恐ろしくなる。しかし、これが判って良かった。40代 教師 初参加」
最後の「これが分かって良かった」に気付く為の「武禅一の行」だ。
もしも、こういったことをセミナーで学んだとして、あるいは、チャート式にチェック出来たとして、果たして「これが分かって良かった」と感情を動かす事が出来ただろうか?
何を言いたいのかというと、「人間関係の事は、人間関係そのもので学んでいくしかない」という事だ。
この教師は、「武禅」受講者の人達とのワークの中で気付いていった、つまり、人間の生の感情に触れ続けたから、この事に気付いたのだ。
だから、自分自身を「なんとかしよう」と感情が動いたのだ。
「武禅」では、日常生活の様に他人を無視する事は出来ない。
それは「無視している」と指摘されてしまう、つまり、「バレてしまう」からだ。
もちろん、日常でもバレてはいるが、その事を面と向かって指摘はしないしされない。
それは、お互いに波風を立てたくないし、相手から「良い人」だと思って貰いたいからだ。
もしそれを続けていたらどうなる?自分の意見を他人に話せなくなるし、何かを指摘する、というような事はしなくなるし、出来なくなる。
そこを乗り越えるのも「武禅」だ。
「あなたは、私に話していません」その事を明確に体感し、相手に伝える。
生物として当たり前の状態にリセットしていく、それが「武禅」だ。
5月3.4.5日は、人間関係に特化した「108回武禅一の行」行会です。残席は5席です。