沖縄は来年お休みです

沖縄のワークショップが好きなのは、人の距離感が近いからだ。
それが新鮮だったのだ。

当初その事に気付かなかったが、東京や大阪のワークショップの受講者が、ダンサーや役者中心から、一般の人が多くなり、人同士の距離が遠いことに気付いた。
大阪はそんなことはないだろうと思い込んでいたが、よくよく観察すると東京と変わりなく遠い事に気付いた。

もちろん、距離と「関係」は少なからずリンクする。
距離が近い沖縄では、それが良い具合にワークに影響し、皆が成長すれば良いな、と思った。

「沖縄は熱いよ」と、大阪や東京のワークショップで私が言うので、それを聞いた人が沖縄に来る様にもなった。
しかし、それが沖縄の歯車を何か変えた。
もちろん、何がどうかは分からない。

そして、沖縄ワークショップも10年を越えた。
これを期に一度休憩してみようと提案した。

私のワークショップが沖縄で本当に必要なのか？を、ワークショップを休むことで浮き彫りになるだろうと思ったからだ。

何よりも、ワークショップを開催する為の時間と労力が、主催してくれる人達の仕事の手を止めさせるという事も増えているのではないか、とも思ったからだ。
それは、それぞれの持つ世界が広がったり深まったりしている事で、空けられる時間が少なくなっている筈だからだ。
それも当たり前の事だ。

10年という時間は、0歳の子が10歳になっているし、10歳の子であれば20歳になっているからだ。
全ては変化する。
その通りで変化しなければおかしくなる。

同時に私も75歳、来年は76歳だ。
そういった事が重なって、来年の沖縄ワークショップはお休みという事に、主催の方やスタッフで動いてくれている方とで決めた。

東京ワークショップは12月1.2.3日です。