熊野で「武禅」の準備に入った

熊野に戻ったが、やっぱりホースから水が噴き出していた。
何となく、そうなるような気がしていたのだ。

雨が小雨になったら修理だ。

「武禅」の準備で熊野に戻っているが、さすがに「秋」だと感じる。
雨が降っている性かもしれないが、さほど温度は上がっていない。
過ごしやすい、という感じだ。

「龍法」の稽古を見ていて、「どうしてできないのか?」を考える。単純には、一つの事、例えば「龍法」を用いた何か一つの技を、誰が相手でも出来る・どんな姿勢でも出来る。
という「出来る」に辿り着いていないからだ。

体重移動で、片手両手掴みが100%以上の確率で、誰とでも出来るという状態になっていないのも同じだ。

一つの原理を完全に出来るまでやると、他の原理や使い方・やり方も見えて来るのだが、そこまでやり切っていないので「出来ない」という状態で、「その事」に取り組むだけになるだろうと予測できる。

武道の中には、左右均等に稽古をする派というかジャンルというかある。
それを、始めて見た時には驚いた。
そんな簡単に左右出来るものか、この人たちは天才だ、と思ったものだ。

右側なら右側だけ、出来るようになるまでやると、左側はそれ程苦労しなくても出来るようになる。
身体とはそういうものだ。
それを左右均等にやる、というのは、逆に完成しないようにしているのではないか、とも思う。
あるいは、無茶苦茶単純な動きだからなのか。

ま、それは人好き好きだから、それの好きな人はそれでよい。
何れにしても、手に新しい刺激を与えるのは良い事だし面白い。

実際に棒で試してみると、棒の重さが適度にあるのでやり易く感じた。

107回「武禅一の行」は、10月7,8,9日にあります。

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