大谷選手の事を考えてみると

メジャーリーグで大活躍する大谷選手。
ホームランも単独トップだ。

大谷選手の事をふと考えると、なまじっかの宗教家よりも遥かに自分を律して今日の自分を築いていると思う。
好きなものも食べず、忖度の中の付き合いもせず。
だからこその大活躍だ。

しかし、これは人として当たり前の事だ。
目先の事、直ぐに出来るような事ではなく、大きな理想、夢を持ち、ひたすら「何をすべきか」を追求している結果だ。
一線で活躍する人は全てこの「当たり前」を経過している。

重要な事は、自分を築いているという事だ。
その現れとして、私達が目にする結果があるだけだ。

リール動画と呼ぶのかどうだか知らないが、50歳過ぎたと思われるおっさんが「仕事をせずに一生ゆったり過ごせるだか稼いだ。これが成功だ」とバカ面を晒していた。

このおっさん、そして「お金」に振り回されている人達、「仕事」を何だと思っているのだろう。
お金を稼ぎ出す為のものとしか思っていないのだろう。

私から見れば、どれだけ貧しい人生なのだろうと思う。

「仕事」というのは、自分そのものが生涯かけて自分を作り出す為のものであって、結果としてしての金銭を目的とするものではない。
また、「仕事とは」それを通して人と関わる、社会と関わり、それらの役に立つ為のものだ。

その証拠に、年老いても職人さんや仕事を持つ人は充実した顔をしている。
昔は「最近どうですか?」「貧乏暇なしですわ」と挨拶したものだ。

それが、充実の証であって「貧乏」だとアピールしているのではないのだ。

「お金が欲しいというのは恥ずかしいことではない」と、ここ十数年SNSを中心に出回り、今や「金こそが幸せ」になり下がっている。
どうして異国の文化を真似るのか?お金でしか身分の保証が無い文化の真似をするのだ。
完全に日本の文化を削り取られた感じがする。

もちろん、お金は必要だ。
つまり、「必要だ」という程度に必要なもの、たったそれだけの価値しかないのだ。
価値は大谷選手のように、自分の理想の為に夢の為に、「何をすべきか」を全うする事だ。
それが「人間」だ。

Follow me!