日本をどこへ向かわせているのか?

言葉は何かを通して理解する。
何かを通して、というのは専門的な事だ。
それ以外は、自分の持つ興味を通してだ。

もちろん、日本語という共通言語だけである程度は理解出来る。

しかし、例えば、大工さんの話を理解出来るのは、基本的に大工さんや建築関係の人だ。
次に、その話を自分の事に置き換えられる人や、大工さんの話を実際として想像できる人だろう。

そこでの関係は、言葉を理解するのだが、言葉だけでは表せない事や、言葉の隙間を埋める事が出来ているからだ。
俗にいう「行間」の理解だ。

そこから言えば、自分は「何者なのか」を生きている人、決めている人以外は、厳密には他人の話を理解出来ないのだ。
それは、言葉以外、先程の「行間」言葉の隙間を埋める事が出来ないからだ。

こんな話を昨日、原田医師としていた。
だから、もしもこの仮説が正しいとしたら、現代はフリーターや派遣社員他、「自分を何かに決定しない生き方が良い」ような風潮を創り上げられている。
履歴書や面接無しという宣伝迄あるくらいだ。

そこから見ると、この風潮は、もしかしたら人間や社会をただの「息をしているだけ人生や国」にしてしまう為のものではないかとなる。
それこそ、個性も独自性も競争力も、生きる上で必要な能力を全て無くしてしまう風潮だからだ。

挙句の果てが、「人の前で褒めないで」
つまり、人と同じではないのは嫌なのだという。

終わりやろ。

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