まずは、自分が何者なのかを決定する事。

方法は何の為にあるのか?
もちろん、その目的のものを実現する為にある。

「目的を実現させる為の方法」は、今日の巷の標語のようにも感じる。

ブログでも書いているように、方法は目的が教えてくれるもので、「誰かから」教わるものでは無い。
というのは、「教わる」という事での教材は一般化されたものであって、「自分に」適したものでは無いからだ。

もちろん、一般化されたものだから、そこで教わる事は全て正しい。
ある意味で、その目的の為に編集された統計や論文のようなものだからだ。

全て正しいから、理解しやすい。
理解しやすいから自分に置き換えやすいので、教わってしまうのだ。

「目的が教えてくれる」という真理は、これもブログで書いているように、中学一年生の時に取り組んだ器械体操から学んだものだ。
それは、私の頭脳が天才的だったのではなく、「教わるのが嫌い」という性癖を持っていたからだ。

これを実現する為には、どこから取り組まなければいけないのか?
日々それを考えて過ごした。
もちろん、授業中もそれだ。

どこから取り組むかを見つけたとしても、実際としてそれが出来ない。
そうなると、実際に出来ない事を実現させるためにどこから取り組めば良いか?と、細分化され構造が浮かび上がって来る。

それを振り返った時、どこに集中出来る動機があるのか、有ったのかを探すと非常に単純な動機を思い出した。
それは、「女の子にもてたい」その一心だった事だ。

それが一番深い動機で、だからその為にカッコ良い器械体操を選んだ。
で、その器械体操が出来るようになる為には、と各種方法になるのだ。

そして、一番取り組みやすい鉄棒から入った。
鉄棒は学校にも公園にも設置されているから、何時でも練習できるからだ。

で、いきなり大車輪を、と取り組んだ。
しかし、大車輪のどこから取り組んだら良いのかが分からないから、その大車輪を中学1年生の頭で分析し、つまり、方法を編み出し一歩踏み出したのだ。

もう一つ深い動機がその中に潜んでいる。
それは「自分は何者かを決定する」という事で、私は「カッコ良い男」としていたのだ。
つまり、美意識だ。

これらの動機が確かに有るので、常に「実現の為の方法」は、自分で編み出せたのだ。
今日欠けているのは、この「自分は何者かを決定する事」だ。

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