入り身は懐に入ると同じ、人間関係の肝だ
「明鏡塾」では「入り身」をした。
一般的には「懐に入る」と訳せる。
難しい。
そもそもが、違和感を与える相互関係だからだ。
相手が目を逸らせない状態、意識が一定の方向で止まった状態を作り出せたら、違和感とは別の世界を作れるから、そこから相手の中に入れるのだ。
その意味で、入り身は形ではない。
しかし、稽古としては形から入る。
そこに検証できるポイントが現れるからだ。
視線の感じ、腰が引けている事、その重要な要素が現れるのだ。
それら、視線や腰の引け具合は、治療にも人間関係にも直接影響を与える。
違和感の現れでもあるからだ。
相手の意識が一定状態だから、そこに溶け込む事が出来るのだ。
もちろん、稽古をしたからといっても一寸やそっとでは出来ない。
しかし、その取っ掛かりでも出来ると、それは治療の成果も人間関係も良いものになる。
尾森君も桑原君も、その意味で取っ掛かりは掴んでいるので、相当の成果を出せている。
もちろん、ワークショップでもこういった入り口はワークとして行う。
出来た出来ないではなく、自分はどんな感じになったのか?そこをどう誘導するかで、成長していくのか否かになる。
東京ワークショップは6月2,3,4日です。残席が全コマ一桁になっています。
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