自分の枠、自分の癖を超えるのは難しい

大阪「明鏡塾」の日だった。

色々「感覚」を錬磨するカリキュラムだったが、基本的なところがおざなりになっているので取り組めない。

それは、私自身の勉強になる。
「取り組めないのであれば」と考える事ができるからだ。
そこで考え付いたワークは、「そこで」考え付いたものだ。
もちろん、それが後々スタンダードに入れるかもしれないが。

でも、勘違いしないで欲しい。
「何だ、出来ないのか?レベルが低いのでは」ではなく、それは、今まで体験したことの無い、身体の使い方であり身体への影響だからだ。ベテランの柔整師も医師も、目を白黒させて取り組んでも「知らない」から仕方が無いのだ。
だからこそ稽古になるのだ。

「基本的なところがおざなり」というのは、「手を縦横無尽に使う」という点だ。
全員、医療従事者だから、患者さんの身体は少なからず触る。

その時に、如何に違和感を与えないかが治療の基本になる。
その時、患者さんを触れる部位によるが、色々な患者さんに触れなければならないので、その患者さんの身体に添える手でなければならない。
その為の「縦横無尽」なのだ。

つまり、自分の癖を超えるという意味合いも、持っているのだ。

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