フランスからの客人を大阪のディープな世界へ、まずは通天閣やろ
今日は、フランスで活躍する声楽のyukimiさんと、大阪で食事をする事になった。
食事だけは味気ないからと、大阪のディープな世界を案内しようということにした。
もちろん、ディープな世界は今やスマホ片手に小奇麗な兄ちゃんや姉ちゃんが歩ける世界になってしまって、「どこがディープ?」という感じだが。
でも少しくらいは匂いはあるか、という感じで通天閣からジャンジャン横丁を回った。
商店街を抜けて飛田にでると「うん、まだ匂いは少し残ってた」だった。
「写真は撮ったらあかんで」玄関に座る通称「やりてばばあ」が、若者に声をかけていた。
この辺りを知ったのは、64,5年前くらいにはなるだろう。
10歳位の時だから。
もちろん、ここがどんな地区でどんな人がいて、という事など分かる筈もなかったが、やけに元気な酔っ払いのおっちゃんがいるところ位の認識だった。
天王寺の家からは、子供の足では1時間くらい掛かったように思う。
何れにしても、毛嫌いする場所だとは思わなかった。