身体操作は難しい、それは要素が余りにも多いからだ

昨日の身体塾は、少人数で新しい人もいなかったから、胸骨から肩、そして肘への連動を細かくチェックしていった。

胸骨から肩への連動への線をどれだけ明確に感覚されているのか、そんな事が鍵になる。
そこが出来ないと肩は自動的には動かないし、当然肘に伝わる事もない。

ワークショップ等では、初めての人も多いのでざっくりとしか出来ないが、実は相当厳密な動きであり、それを支える感覚が必要になる。
その必要は、自分自身の連動への好奇心に応じている。

だから、そこに視点が無い場合は、単なる運動で終わるから、実際として連動される事も身体が感覚化されることも無い。

身体が自動的に動き出す条件は、欲求がある時、あるいは、何かに対しての反射や反応だ。
これらの場合は、意図的な誘導が無く身体は動く。

日常の生活や仕事を熟している時間がそれだ。

しかし、身体操作と言う場合は、全てが意図的だ。
だから、意図的に自然に動いてしまう、という言葉は一見矛盾だ。

しかし、身体の仕組みと感覚を使えば、その矛盾は消える。
日野武道研究所では、ここを稽古で獲得しようというのだから難しいのだ。

「武道の達人とは」に興味のない人には、「はて何の事?」だ。
もしかしたら道場に来る人にも、その事を知らない人が混じっているかもしれない。

オランダでクラシックバレエの為の身体操作から、胸骨と腕の関係

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