「私らしく」それこそが「私らしい」のだ。

修理をしながら「武禅一の行」の準備だ。

季節の変わり目だから気候も安定しない。
寒いのか暑いのかも分からない。

ただ、「武禅」の日は寒そうだ。
それを避ける為に10月にしたのだが、裏目に出たようだ。

この間の日曜日の稽古の後、飲み会に行った。
そこで「楽しい事」と言う話題になった。

私にとって「楽しい事」は、楽しいと思えるようにするので、「これが楽しい」は無い。
それと、その楽しいの話を聞いていると、どうして楽しいのか分からなかった。

もちろん、こればかりは人それぞれだから、「楽しいとはこれだ」という何かが有るわけではない。

話が流れている間に少し考えて見た。
私にとって、敢えて楽しかったといえる事、それは自分自身のリスクを背負って遊んだ事だろうか。

失敗したら大怪我をする、あるいは死ぬ、というような遊びだ。
あるいは、失敗すれば途方もない金額を弁償しなければならない事。
それは面白かったな、そんな事を思った。

皆んなでお酒を飲んで他愛もない話をする。
それって普通だろう。
それが楽しいのか？

それが人の違いだ。
私の楽しいが正しくて、皆んなの楽しいは間違いなのではない。
違うのだ。

当然、話も会う筈もない。
それも違いだ。
話が会う必要もないからだ。

話が合わなくても、理解し会えなくても、人は付き合えるし仕事も出来るのだ。
ただ、レベル差を埋めることは出来ないし、それも違いの一つだが、レベルが違うと質が違うので、言葉が通じなくなる。
それも仕方がない。
それが私だからだ。

「私らしく」それこそが「私らしい」のだ。