明日は沖縄へ
大阪ワークショップを終え東京。
8日から沖縄だ。
ワークショップ前にダンスのワークをやる。
フォーサイスカンパニーや海外のカンパニーで指導している、本当の意味でのコンタクトインプロを指導する。
本当の意味でのというのは、相互の刺激を感じ合い、その刺激の方向に対してのアプローチだ。
つまり、武道での技そのものである。
そこを要素だけをとりだすと、本当の意味での、つまり関係の見えるインプロになるのだ。
もちろん、形式的にはさほど難しいものではないが、難しいのはダンサーは動ける事だろう。
動けるというのは「動いてしまう」ということで、自分の癖が見えてしまうところだ。
フォーサイスカンパニーでは「動くな」という指示を何度出した事か。
「動かされる」→「それを選択する」という順序で、その選択が場面や状況、あるいは、全体のコンセプトの中での即興になる。
即興というのは「自由に」ではない。
その場を把握した上で様々な最良の方法を選ぶ、という事だ。
だから、把握しておくべきものがなければならないという事になる。
そんな事も含めての「コンタクトインプロ」のワークだ。
沖縄ワークショップは、何時も書くように人間の距離感が近い。
文字通りの距離の事ではなく、ある言い方をすれば自己防御感が薄いとも言える。
東京に生きる人の過敏な警戒感というか、自己防御感と比べれば相当薄い。
私からすれば「一体何を防御しているのか?」「何から防御しているのか?」が謎なのだが、そういう人が多いのが東京だ。
だが大阪も同じような人が増えているのが悲しい。
そういう中での沖縄ワークショップは、初めて会う人も既に知っていた人のようだ。
だから、本当の意味で和気あいあい状態になる。
だから、ワークそのものの質というか、関係をテーマにしたワーク等は良い仕上がりになる。
良い仕上がりになる、というのは、受講者がそれぞれに満足したということだ。
明日は朝から沖縄へ飛ぶ。