意味不明の言葉よりも気持ちに反応しよう
沖縄は半袖だ。
暑い。
この温度差は嬉しいが、東京に戻る事を考えれば「えええ~」となる。
大阪ワークショップで楽しい一瞬があった。
2日目の最後のワークで、皆の気持ちが弾けた時だ。
もちろんそれは「ナマムギ合戦」だ。
全員が大声を出し、どんどん気持ちが入って来た時、お母さんに連れられて来た子供達が反応して顔を覗かせたのだ。
もちろん大喜びだ。
子供は間違いなく「気持ち」に反応するが、大人は残念ながらそうはならない。
「どうして?」
その反面、意味不明の言葉を口にする大人は多い。
例えば、後ろから両肩を持たれている状態から「ねじれ」を使う、というワークで「後ろの人を感じて下さい」と指示を出す。
出来る人もおれば出来ない人もいる。
その出来ない人に「今、どうした?」と質問すると「後ろの人を意識してました」と答えた。
「意識していたというのは、どうやって?」と質問を重ねると「いや、意識していました」と答えるばかりだ。
で、改めてそれをやってもらった。
もちろん、後ろから両肩を掴んでいる人は何ともならない。
答えた人が独りでクルッと回るだけだった。
「それって、意識しているとかではなくて思っているだけやで」と、後ろの人を感じ取れるようにアドバイスすると後ろの人は「ねじれ」で転げてしまった。
その人は泣き出して、今まで何をしていたのだろう、と仰っていた。
自分の使う言葉と行為や行動、作用との一致を検証をしていないという事だ。
そういう大人はやたらと多い。
子供の「気持ちに反応する」という生きている人間として当たり前の事はどこへ消えたのか?そこが問題なのだ。