集団心理の恐ろしさ
集団心理というのは恐ろしい。
戦後の様々な出来事も、世界中で起こっている出来事も、大半がこの集団心理だ。
そこから考えれば、もしかしたら生物の本能なのかもしれない。
それこそ日本人がお得意いの「皆んなと一緒」心理だ。
戦争もこれの一つだ。
動物の集団移動も、何もかもこれで考えることができるのではないか。
ただ、戦争の場合は、突出したリーダーがいると、勝利を手にするが、リーダー不在だと負ける。
私はたまたま天邪鬼だから、「皆と一緒」は嫌いだった。
だから「皆」には参加しなかった。
それは結果として「俯瞰する目」を持った。
今となれば、俯瞰する目は大事だと思う。
よくその目を持てたと我ながら感心する。
しかし、それは大したことではない。
「本当なのか?」と疑ってかかることが入り口になるからだ。
今回ならば、「本当にトイレットペーパーが無くなるのか?」と疑問を持つだけで、パニック状態から脱出できる。
逆に、皆と一緒じゃないと不安になる、という人もいるだろう。
きっと、「私」という存在は独立した存在だと気付いていないのだろう。
もちろん、私達は好むと好まざるとにかかわらず、社会といういわば集団の中で生活しなければならない。
しかし、集団というものがあるのではなく、個が集まっているから集団なだけであって、それは何時でも個に帰る事ができる、それこそ幻想なのだ。
そんなことを考えたことが無いのだろうか。
良い学校、良い会社などある筈もない。
素晴らしい人が集まったから、良い学校であり良い会社なだけだ。
いくら、その時間が積み重なって伝統的に良い学校になっていたとしても、ボケが集まったら最悪の学校になる。
当たり前のことだ。
そんなことを20代の時に気付いていた。
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