茨城国体で優勝した!

小学生の頃から少しみていたレスリング少年が、茨城国体で優勝した。
「ばんざい!」だ。

よくここまで頑張ったものだと思う。
コーチや監督他周りの者がいくらどうこういっても、結局は当人だ。
試合は、いわば予測不可能の連続だ。
それに対応出来たから勝利を手にしたのだ。

予測不可能というのには二種類ある。
自分自身そのものの体調や気持ちの変化。
それと実際的な相手の動きだ。
それでパニックになったり、焦ったりしたら負けてしまう。
その意味でも、敵は相手ではなく、自分の中にあるというのだ。

彼は間違いなく強くなったのだ。
「強い」という言葉を支えるのは、この部分が有るか無いかも大事だ。
だから武道の稽古は難しいというのだ。
こういったレスリングのような競技であれば、その部分が強くなっているのか、そのままなのか当人が一番体感できる。
しかし、競技でもなければ、痛みもさほど伴わない道場での稽古では、こういった内面を体感するというのは至難の業だ。
そこには想像力も、自分自身を真摯に見つめる目も必要だからだ。
つまり、武道を稽古をする、というのは、こういったことに気付き、それを実行していく、ということが第一義である。

■ワークショップのお知らせ
 大阪10月4.5.6日
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