ハーモニーとは人が関係された状態だ

調和、ハーモニー、アンサンブル等々、音楽での合奏や合唱での表現がある。
これらの言葉は、私もよく使う。
身体の動きという事でも使うし、多くの人の集まりでも使う。

もちろん、私は既成の音楽的な意味合いで、これらの言葉を使っているのではない。
人の気持ちの集合体という前提を持ち、そこに現れる現象について使っている事が多い。
つまり、本質的には、それぞれの人の関係である。

だから、表現という事でも使う。
共演者や、観客との関係だ。
この関係はイメージでも思いでもない。
抽象概念でもない。
実際にであり、それは体感を介在させているのだ。

ドラムソロコンサートは、当然私一人の演奏だ。
だから、関係は当然観客と、ということになる。
観客とどう関係するのか?となると、これは説明では難しい。
全て曖昧になり、思い込みや誤解を誘発させるからだ。

意識が極端に集中された時、自動的に「場」が出現する。
それを体感してしまうのだ。
その時に、自動的に関係が生じているのだ。
それが生まれた時、その場に何を乗せても「関係されている」という現象になるのだ。

私は、このことを武道の稽古を通して発見した。
悲しいかな音楽を職業としていた時には、全く気付かなかった体感だ。

61日は、それを体感して欲しいと思っている。
音楽家やダンサーといったその道の人達だけではなく、一般の人たちにこそ重要な感覚だ。
関係されていることの心地良さは、どんなことよりも価値がある。
そして、あなた自身がその核になれば、あなたの周りは、その心地良さに包まれるのだ。

例えば、子犬や子猫のどんな仕草を見ても思わず微笑むだろう。
もちろん、赤ちゃんの仕草も同じだ。
気持ちが完全にフラットになり、英気が養われた状態になっているだろう。
私は、それを調和やハーモニーと呼んでいるのだ。

61日新宿ルミネゼロで体感して下さい。
まだまだ空席が2回ともありますよ。

日野晃’古希’ドラムソロコンサート
6月1日 新宿ルミネゼロ

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