ユマニチュードは

フランスから輸入されている、認知症ケアの手法がある。
35年の歴史を持つユマニチュードという。
それは「見る・話す・触れる・立つ」という4つの柱を基本として出来ている。
そこの基本技術としては「あなたは大切な存在である」ということを、相手が理解出来る形で伝えることだという。(興味のある人は、ネットに情報が沢山あります。)

何年か前に耳にし、調べて見た。
そうすると、書かれてある殆どの事で「明鏡塾」と共通することが分かった。
もちろん、「明鏡塾」は認知症に特化したセミナーではないが、そう言った人も含め介護・看護・他のケアをすることも対象である。

日本の伝統武道では、こういった要素の体得は当たり前の事だ。
もちろん、当たり前だといっているのは私だが。
それらが獲得できていないと、どんな事でも、つまり、投げようが突こうが斬ろうが、相手と対抗した状態になる。
それしか出来ないのだ。
それでは、どこまで行っても「争う」でしかないし、それを止めようと思えば対抗する力がどれだけ強いのか、という事しか策はない。

そこを抜け出したのが昔日の達人と呼ばれる人、呼ばれた人達だと私は解釈している。
その要素は、ある意味で日本人の智慧だとも言える。
もちろん、現代人の、ではない。

まさに、その「見る・話す・触れる・立つ」を稽古するのが「明鏡塾」である。
ここに一つ足りないのが「聴く」だ。

そこから言うと、「明鏡塾」の柱は「見る・聴く・話す・触れる」と言う4本の柱と言うことになる。

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