仲良くって何だ?

今日は「明鏡塾」5期の5回目、残すところ今日と後一回だ。
少し前の講座で「チームワーク能力」の話をした。

それは、現在の学校教育なのか、世間を上げての風潮なのかは定かではないが、「皆、仲良く」と教育されるから、本当の意味でのチームワーク能力が育たないという話でもある。

まず「皆とは何か?」だ。
皆というのは、「個」が沢山集まった状態だ。
つまり、個を育てなければならないし、個が育ってなければ皆にはならないのだ。
それを烏合の衆というのだ。
もちろん、これは屁理屈ではない。

個が育っている、というのは、その場その場で自分の役割を見つけ、その事を行動出来るということ。
その場が変化しても、それに即座に対応出来るということだ。
その個が集まるから、全体(皆)として高度に機能するのだ。
しかし、皆の実際はその場その場での、自分の役割を見つけ行動できない人が多い。
そんな状態は、ワーク・ショップや打ち上げを見ているとよく分かる。

「皆、仲良く」というのは、ある種の結果でもある。
仲良く出来る能力が育って来たら、自動的に仲良く出来るようになる。
もちろん、どうして仲良くする必要があるのか、という問題も有る。
仲良くの反対は、喧嘩や闘争ではない。
仲良くしないというだけのものだ。

皆の顔色を見て「仲良く風」になって行く人が多い。
それは駄目だ。
それがストレスを作る元、溜め込んでいく元だからだ。

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