パリでのミナ、明日はトゥーロンに
パリへの機内は快適だった。
やはり長距離は通路側に限る。
映画をみたり、退屈すると少し広めのドアの前で足を伸ばせる。
大体が多動性だから、腰を落ち着けて、というのは性にわないのだ。
しかし、多動性という性分は幾つ何十になっても、また死を向かえる直前まで多動性のだろう。
それはそれで面白いかもしれない。
シャルル・ドゴール空港に降り、手荷物が回るロビーにでたら、「日野さ~ん」と声がした。
「え~~」と思い、その方向をみると、ミナ・ペルフォネンのスタッフの方達だった。
パリでの展示会があるそうだ。
しかし、皆川さんはフィンランドから日本に帰られてお留守だ。
そこは残念だが、展示会には行って来た。
ピカソ美術館の近所だ。
ピカソ美術館には、何度か足を運んだが何時も修理で休みだった。
今日、ベルギーからパリに到着するのは15時位だというので、ギリギリ間に合う時間だ。
今日は、パリで一泊し明日はトゥーロンに向かう。
しかし、ベルギーは90人だったそうだ。
年齢層が高かったので、道場もガチャガチャしていなかった。
合気道や空手の先生方、そのお弟子さん達のグループが多かった事もあるのだろう。
そういう受講者を考慮して、腕を使うに当たって重要な「肘」や「肩」、体重移動の多人数掛けを展開した。
それは、初日から4回で多人数掛けに持って行くように組み立てたものだ。
ただ、説明をしない、という展開が新鮮なのか、あるいは、不親切と取られているのか、どう思っているのかはどうでも良いが、皆はそれぞれに工夫をしあって楽しんでくれていた。