初歩的な事を考えると

何でも良い、例えば、木刀の素振りをするとする。
すると、木刀の振り方を知らなければいけない。
それを知り、それを参考にして、何度も繰り返す。そうすると事で、知る→知った、になる。

そこから素振りが始まる。
始まるのだが、「何を」があり、その「何を」は素振りをする事で獲得する要素だが、先ずは、100本振っても疲れない耐久性と木刀を使う為の身体作りだ。
同時に、木刀を振らない為の身体への注意だ。

腕が緊張していないか、振ろうと思わなかったか、柄を握る手は相応に脱力されているか等々だ。
大事なのは、木刀を扱える身体にする事だから、単純に木刀を振れる事ではない。

こんな初歩的な事を考え直してみるのは面白い。
私自身は、がむしゃらに無我夢中で稽古をしてきたので、この辺りの事を考えた事はないからだ。

昨日の神田道場の稽古で、超初心者は何を稽古することで、武道の「雰囲気」を身体で知る事が出来るかを編み出し、皆に稽古をさせてみた。
身体を作る事や、転んだり、ぶつからない事が目的なのだが、そこから発展させれば形も流れも同時に習得出来る事に気付いた。

春の「武禅」は5月2.3.4日です。
102回の感想を読んでみて下さい(現在webページの調子が悪く、更新出来ていませんが、受講者の感想のページには入れます

Follow me!