主体を持て!

昨日は、文部科学省へ出向きスポーツ庁長官である、元ハンマー投げ金メダリストの室伏浩二さんと対談した。
笑顔が素晴らしい長官だった。
詳しい話は書けないが、貴重な時間を体験した。
時間が来て最後に「長官が引退されたら、ゆっくりお会いして身体の話が出来たら嬉しいです」と伝えておいた。

もちろん、どうなるのかは分からないし期待もしない。
私が、長官から敬意を払って頂いて対談する事など、数年前でも思ってもみなかった事だ。
それに、そんな事、つまり、誰かの役に立ちたいとは思っているが、誰かに認めて貰おう等と甘ったれた考えで生きていないからだ。

今の風潮を見ていると「認めて貰いたい症候群」のように思う。
そういえば、10年ほど前になるか、もっと前か忘れたが、大阪心斎橋の外れでストリートミュージシャンが演奏をしていた。
立て看板があったので、何気なく見ると「ファンになって下さい!」と書かれてあり、それを見て絶句したものだ。

認めて貰う、ではなく「認めさせる」だろうし、ファンになって下さい、ではなく「ファンにならしてやろう」だろう。
その主体の弱さの象徴が、世界的な風潮だ。
風潮だけならまだ良いが、本当に規則や何から何までそうなっているから怖い。
だから、つまらない世論や風潮に流されてしまうのだ。
主体を持て!

室伏長官と

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