一生懸命に!
昨日、池間哲郎さんのzoomでの講演会を聞いた。
体験から導き出した「一生懸命に生きる事」というメッセージだった。
それは、アジアの国々で、ゴミを漁らなければ生きて行けない子供達へのインタビューや姿からのものだ。
「あなたはどんな夢を持っていますか」という質問に、「大人(15歳)になる迄生きたいです」と答える7.8歳の子供。
この国の子供の平均寿命は15歳だという。
そんな子供達が、底抜けに明るい笑顔で一生懸命生きている。
その姿に涙したそうだ。
この子達の一生懸命に比べたら、自分は一体何なのか?というところでの涙だ。
そうだろうと思う。
そんな子供達との体験はないが、知的障害の人達に関わっていた時、一人の40代の女性が「日野さん、私字を書きたい」と言い出したので、お手本を作った。
そのお手本の字を、恐ろしくゆっくりと書き出した。
そらそうだ。
生まれて初めて鉛筆を持ち字と向き合っているからだ。
その姿を見て、思わず涙が零れた。
この人の一生懸命と比べたら、私の一生懸命など遊びに等しいと思ったからだ。
何れにしても、一生懸命というのは意識的なものではない。
全身がすでに「そうなっている状態」だ。
ふとした時に、この事が蘇る。
俺は?と。