現実味が無い日常

大阪の稽古、特別養護老人ホームでの研修と続いた。
どういう訳か、とにかく疲れた。
年齢か何かは分からないが。
ブログを書く気も起らなかった。

昨日、妻とイタリアから来日している、友人のデザイナーに会いにいった。
昼食時だったので、渋谷の文化村辺りでパスタを食べた。
スタッフが注文を取りに来る。
まるで寝ているようなおっさんだ。
余りのどうしようもない態度に、妻と思わず顔を見合わせた。
何時もなら「??」で一言言うのだが、「どうでもええわ」と思って黙っていた。

パスタが運ばれて来た。
折角の料理もまずく感じる。

そんな状況を眺めていて、ふと「これは現実なのか?」と感じた。
レストランという空間、空々しいBGM、それに見合った店員のおっさん、料理。
まるで幻の中、夢の中にいるようだった。
どういう訳か、「日本」をリアルに感じた。
現在の日本を象徴しているように思ったのだ。
全てに現実味が無いのだ。

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