自分で持った「疑問」だから
そう言えば、武道に取り組んでかれこれ50年を越す。
それは、50年以上考え続けているということだし、それはこれからも続く。
自分が問題を発見する限り、あるいは、疑問を持つ限り続く。
誰かが「一つの事が分かると、二つ以上分からない事が現れる」と言っていた。
まさにその通りだ。
思い出せば、一番最初に疑問を持ったのは、前足の意味だった。
もちろん、両足を揃えて立つ場合もあるが、前後に開く立ち方で、前足の意味を考え出したのが「考える」きっかけだった。
その足と「動く」という状態の関係だったり、前後に開く合理的な意味を探った。
そんな当たり前の事に目が向いたから、「そう言えば」と自分自身が知らないことだらけだと気付いたのだ。
もっと根本的に、どうして身体は動くのか?さえ知らない。
もちろん、知らなくても自動的に日常を過ごし仕事もしている。
しかし、どうしてもそれを知りたい、と思ったから突っこんでいったのだ。
普通でいうと馬鹿みたいな事だが、私にとっては重要な事だった。
それは「自分で持った疑問」だからだ。
「武禅」10月28,29,30日
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