口ぐせを作ると

その昔「どうして道場を自分で建てたのですか?」と質問された。
どうして?と聞かれても「建てよう」と思っただけだから、答えようがなかった
。いわゆる、目的意識も建設的な思考も持ち合わせていない状態だ。
気持ちと行動が一緒に動いただけだ。
だから、動機は「建てたいと思った」そのままだ。

人は、そこに説明や分析、つまり、気の利いた言葉の並びを求め、それに安心をしたり理解したりする。
つまり、実際の私の気持ちや、その時の衝動ではなく、それらを記号に置き換えた言葉を、つまり、実際からかけ離れたものでしか、共有出来なくなっているということだ。

そこで、敢えて道場を建てた、もっともらしい事を考えた。
それは、「音楽という瞬時に霧散される分野を歩いていて、一つくらい形のあるもの、残るものを作ってやろうと思ったから」だとした。
それには、大方の人は理解した。

もちろん、このもっともらしい言葉は、当たらずとも遠からずだ。
というよりも、その言葉を沢山の人に話す内に、本当にそう思っていたかのように、私自身も思ってしまうようになっていったのだ。
その意味でも、使う言葉は大事なのだ。

懇意にしてもらっている原田医師の著作、「病は口ぐせで治る」の通りだ。
口ぐせを変えれば良い。
その事で、自分自身が変わってしまうからだ。
但し、口ぐせになるくらい使い回さなければ駄目だが。

「病は口ぐせで治る」は、ここから
https://www.amazon.co.jp/%E7%97%85%E3%81%AF%E5%8F%A3%E3%81%90%E3%81%9B%E3%81%A7%E6%B2%BB%E3%82%8B%EF%BC%81-%E5%8E%9F%E7%94%B0%E6%96%87%E6%A4%8D-ebook/dp/B0788M1QL9


人との関係は、真正面から向き合う事から始まる

「武禅」10月28,29,30日 
https://www.hino-budo.com/buzen5.html

ワークショップ12月3,4,5日 
https://www.hino-workshop.com/

「明鏡塾」8・13期募集 
https://www.meikyojuku.com/

Follow me!