口ぐせを作ると
その昔「どうして道場を自分で建てたのですか?」と質問された。
どうして?と聞かれても「建てよう」と思っただけだから、答えようがなかった
。いわゆる、目的意識も建設的な思考も持ち合わせていない状態だ。
気持ちと行動が一緒に動いただけだ。
だから、動機は「建てたいと思った」そのままだ。
人は、そこに説明や分析、つまり、気の利いた言葉の並びを求め、それに安心をしたり理解したりする。
つまり、実際の私の気持ちや、その時の衝動ではなく、それらを記号に置き換えた言葉を、つまり、実際からかけ離れたものでしか、共有出来なくなっているということだ。
そこで、敢えて道場を建てた、もっともらしい事を考えた。
それは、「音楽という瞬時に霧散される分野を歩いていて、一つくらい形のあるもの、残るものを作ってやろうと思ったから」だとした。
それには、大方の人は理解した。
もちろん、このもっともらしい言葉は、当たらずとも遠からずだ。
というよりも、その言葉を沢山の人に話す内に、本当にそう思っていたかのように、私自身も思ってしまうようになっていったのだ。
その意味でも、使う言葉は大事なのだ。
懇意にしてもらっている原田医師の著作、「病は口ぐせで治る」の通りだ。
口ぐせを変えれば良い。
その事で、自分自身が変わってしまうからだ。
但し、口ぐせになるくらい使い回さなければ駄目だが。
「病は口ぐせで治る」は、ここから
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