そう簡単ではない

日付も変わり「秋」真っ只中に入る。

「身体を合理的に使うにはどうすれば良いですか?」と質問される。
それは、私が「身体の合理的な使い方」と言うからだ。

その答えは有ると言えば有る、無いと言えば無いのだ。
つまり、「身体の」というところがミソで、何に対して、どういう事に対しての合理的なのかが、基本的に必要なのだ。

それら全てを満たすとすると、それは何時も話す「身体のパーツを身体で認識する事」があり、身体全体が連なって動く、つまり、連動する事だ。
そうなる為に、身体各部での単純な連動や連関作業が必要だ。
連動と連関の違いは、連動は同期している事、連関は意図的に繋がるようにし、それが出来た状態だ。

そういった、身体的な作業を繰り返し、身体運動を連動という新しいプログラムで動いてしまう状態にする事を「身体を合理的に使える身体にする」というのだ。
そして、それが完成しているのかどうかを検証する為に武道の型がある。
と、逆説的に考えている。

だから、武道の身体は合理的な動きの出来る身体で無ければいけない、ということで、それを目指すのが武道だとも言えるのだ。

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